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10年前

10年前_b0178335_5493111.jpg 僕が屋久島に出合ってちょうど10年経った。思い出して10年前の写真を掘り返してみたら、淀川登山口の看板も今とは違って「宮之浦岳登山歩道入口」になっていた。色々なことは変化しているのだ。10年という時間の長さを感じる。

 9月の半ばから友人が子供を連れて島に滞在していた。彼女は3年前まで島に住んでいたのだが、諸事情あって島を出た。そしていま首都圏に暮らしているが、3.11以降の色々な環境変化を踏まえ、子供を育てる場という意味でも、もう一度島へ戻ってくることを考えているらしい。屋久島に暮らそうと思ったら、家と仕事、この二つが大きな問題になる。一人なら、テント暮らしという選択もあるが、家族が、まして子供がいるなら住む家はなんとかしなくてはならない。

 しかし、そういう意味では彼女は最初の家の問題はクリアしている。今回半月ほど滞在していた家がそれで、見せて貰ったが、羨ましいくらいの好条件。僕自身は屋久島に暮すにあたって家の問題ではずいぶんアタマを悩ませてきてのだが、そうした目から見て、これ以上の物件はなかなか出てこないだろうというものだった。

 それになにより彼女自身、屋久島が合っているように見えた。首都圏では随分窮屈な暮らしをしているらしいが、屋久島にいるとイキイキしている。仕事の面でも直ぐにでも来てほしいというところがあるのだとか。普通に考えれば何の障害も無いように思うのだが、家族がいるとやはり身軽には動けない。帰ったら家族会議だと言っていた。でもなんだか、帰ってきそうな予感。

 最終的はそこが、それが合っているか?どうか?ということが問題になる。彼女には屋久島が合っていそうに僕からは見えた。

 なんだかタイトルとかけ離れた内容になってしまったが、屋久島に出合って10年目に、そんなことをつらつらと考えていた。

by se-ji0038 | 2012-10-04 23:59 | 日々

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