アルケミスト

b0178335_4512735.jpg アルケミスト―夢を旅した少年 を読んでいる。

 先日博多へ行ったおり、お世話になったO夫妻と本の話になり、それぞれ自分が好きな本を一つ選ぶとすると?という話になった。奥さんが選んだのがこの「アルケミスト」だった。

 アルケミストという本、読んだことは無かったが、存在は知っていた。なぜなら、僕の妻が好きな本としてあげていたからだ。妻と出会って間もないころ、やはり本の話になって好きな本は「アルケミスト」だと聞いた。しかし今日まで僕はその本を手にとることは無かった。妻の本棚にはずーっとその本が置いてあったにも関わらずだ(アルケミストは当然祭りもくぐり抜け、殿堂入りとして本棚にある)。二人の女性の推薦をうけ、僕はこんかい、ようやくそれを手にとってみた。

 前半部は博多から移動のバスの中で読んだ。色々共感できることが書いてあったが、油の入ったティースプーンのくだりは特に印象に残った。しかし半分ほど読んだところで、そのままになってしまっていた。

 そして今また、後半部に取り掛かっている。このごろ読書の筋力が衰えた僕に、この本を読み進めることは、かなり難儀な作業である。ところどころに(おそらく)宗教的な背景からの示唆が盛り込まれ、そういった前提を理解していないと、記述の真意に踏み込めない。しかし、そうした箇所こそ重要であり、キチンと読み込めさえすれば、様々な角度からの気づきを自分にもたらしてくれるのだ。

 今日も一つの真理に行きあたった。良く「今に集中せよ」ということを聞く。大切なことは「いま」なのだと。それはなんとなくわかるのだが、では「なぜいまなのか?」という問いに対する答えを僕はいままで明確に持っていなかった。しかし、この本の中にはその答えがあった。要するに「原因と結果」なのだ。つまり、「原因」=「いま」であり、「結果」=「未来」というわけだ。

 ものすごく自分の中に落ちた。このごろの僕は「未来に対しての不安」に妙な囚われを持っていた。その原因は「いま」にあるのだと気づいた。

 アルケミストが「いま」自分にやって来た意味を考えている。
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by se-ji0038 | 2012-06-05 23:59 |

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