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プロフェッショナルとは

 録り溜めていた「プロフェッショナル」を何本か観た。

 若田光一さんの回、「人の価値は努力の量で決まる」という言葉、グッときた。48歳のいまも忙しい合間を縫って体を鍛える。時間があれば走りこむ。スペースシャトルの退役に伴って、宇宙開発の主導がロシアに移ったのか、ロシアでの訓練が増えている様子が紹介されていた。宇宙では英語のほかにロシア語が公用語とされている。専門的な緊急対応の訓練をロシア語で行っていた。常に死との危険と隣り合わせ、コミュニケーションがとれて当たり前なのだろうが、やはり凄いと思った。そして宇宙飛行士という特別な職業のなかでもごく限られた人だけが選ばれる、コマンダーに2013年なるという。凄い、ほんとうに凄い。

 三谷幸喜さんの回、プロフェショナルとはの問いに「期待に応える」と、明確に答えたのが印象的だった。究極のエンターテナー。番組中でも自らの離婚エピソードを自虐的に盛り込んでいた。偶然にあの画を撮ったとは思えない。そこにはあきらかに三谷幸喜さんなりの計算と演出があると感じた。体を張って見ている人の期待に応える。本当に凄いと思う。しかし、自分の作りたいものをつくるのではなく、相手の見たいものをつくる。期待に応えるというプロフェッショナルがいる、それが三谷幸喜さんだということが僕を勇気付けた。僕もどちらかと言えば、表現するうえで、相手の期待に応えたいという想いで写真を撮っている。最近少しそれが分からなくなっていたので、ほんとうに勇気付けられた。

by se-ji0038 | 2011-12-05 23:59 | 日々

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