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動画の撮影モードについて

 昨日の動画の撮影モードのエントリー、ややこしい書き方をしてしまったので、少し整理しておこうと思う。

 まず前提として画素数を考える。フルハイビジョン と言われるのは1920×1080サイズになる。このほかに1280×720もハイビジョンのカテゴリーになる。ハイビジョンのカテゴリーはアスペクト比が16:9だ。以下640×480とか320×216とかあるがこちらは4:3になる。色々なものを混在させるとややこしくなるので、16:9のハイビジョンのものについて考えてみる。

 デジ1で動画の撮れるマシンで1280×720を採用しているものはNikonやOLYMPUSに多い。そしてそれらのビデオコーデックはMotion JPEGだ。かなり乱暴な理解だが、これは1920×1080サイズのJPEG画像を30fpsなら1秒間に30枚撮影したパラパラ漫画だと思えば良い。ファイル形式はAVI。

 つぎに1920×1080のものを見てみるとビデオコーデックにMPEG4 AVC/H.264が出てくる。ちなみに「MPEG4 AVC」も「H.264」も同じものを指しており、規格した団体が違うだけらしい。ただ並記しているだけなのだ。だからビデオコーデックとして「H.264」だけ書いてあっても内容は同じなのだ(ややこしい)。

 1920×1080になるとMotion JPEGという訳にはいかずMPEG4 AVC/H.264で圧縮をかけている。Canonなどはファイル形式としてQuick Timeを採用している(というか、Quick Timeは標準としてMPEG4 AVC/H.264を採用している)。フレームレートとしては30fpsか24fpsの選択ができる。

 そしてAVCHD規格がある。PanasonicとSONYが採用している。基本的にビデオコーデックはMPEG4 AVC/H.264を使っているようだが、更に何か手を加えて圧縮率を高めているようだ。ここでフレームレートに「p」とか「i」の単位が出てくる。僕の理解だと「p」はそのまま「fps」と同じに考えて良いが、「i」はそれを半分の走査で更にデータを軽くしている。「i(インターレス)」は動きものに弱いというのが僕の理解だ。

 動画に詳しい人、間違いがあれば指摘してください。

 

by se-ji0038 | 2011-06-15 23:59 | 動画

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