龍馬の手紙 (講談社学術文庫)

b0178335_5564646.jpg龍馬の手紙 (講談社学術文庫)を購入してみた。

 これは坂本龍馬の手紙を集めて活字におこしたものだ。基本的に原文どおりの文語体で書かれているのだが、編者なりの解釈で、漢字の部分に送り仮名がふられているので読みやすい。

 例の乙女に宛てた霧島登山の報告や、薩長同盟の裏書など有名なものも勿論収録されている。手紙とともにその手紙の書かれた背景の解説も載っているので、併せて読むことで理解が深まる。時間を掛けてじっくり読んでみたい一冊です。

 ところで、NHKの大河ドラマの「龍馬伝」ですが。武市半平太を救う為に龍馬が土佐へ戻ったという展開にはいささか眉をひそめてしまったのですが(もう少し史実に基づいた脚本をという意味で)、おそらくあれは山内容堂に「武市半平太はワシの家臣だ」という台詞を言わせるために脚本家が仕組んだものだと思います。

 篤姫の時の調所広郷の例で、かつての歴史ドラマはもう少し直接的に調所を悪役として描いていたそうです。しかし調所広郷にも当然子孫がいる訳で、ドラマ放映後にその子孫に災厄が及ぶことがあったといいます。しかし篤姫でああいう描かれ方をした後、子孫が新聞に寄稿していて「広郷の名誉も回復された」と書いていました。おそらく山内容堂に関してもそういう配慮があったのだろうと見ています。
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by se-ji0038 | 2010-07-12 05:54 |

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