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DMC-FT2

DMC-FT2_b0178335_5271268.jpg パナソニックからFT-1の後継機であるDMC-FT2が発表になった。

 基本性能は踏襲しつつ、幾つかの特徴的な機能がブラッシュアップされている。一番の変更点は耐水深を3mから10mに強化したところだろう。また新たに専用のマリンケースを用意して水深40mの撮影にも対応した。

 実際の使用を想定して見てゆくと素もぐりで使う場合、耐水深3mというのは保険の意味も込めてもう少し余裕が欲しかった(素もぐりの得意な人なら3m以上潜ることもあるだろうから)。それが今回10mに強化されたことで、この点は必要にして十分という性能になった。

 一方、10mという水深はダイビングでの利用も想定に入ってくる。しかしそうなると更にそのまま深いところへ持って行きたいという欲求が生まれてくる。そういった使用も想定してマリンパックを用意したのだろう。防水機能をより強化したことで利用シーンが広がった点は評価したい。
 
 また耐衝撃性能も1.5mから2mへ強化されている。そのほか画素数も1,210万から1,410万画素へアップしている。

 そして、今春のパナソニック目玉の新機能は「超解像技術」だろう。FT-2もこの機能を搭載している。これはカメラ内部の画像処理で撮影画像を解析して各シーンごとに最適な補正を施すことにより、画像の解像感を上げるといものだ。

 例えば、撮影した画像をソフト的に処理してシャープネスを高めると解像感が上がる。しかし遠景の森や町並みなどはそれで良いかもしれないが、画面中央に大きく人物が写っていたりすると、人物の顔などはエッジが強調されると汚くみえてしまう。青空などのグラデーションも同様でエッジを効かせ過ぎるとグラデーションが単調になり階調が失われてしまう。これを解決するために、画像を解析し、同一画像内にある人物や空などには極端なシャープを施さず、シャープの必要な遠景の森や町並みにシャープを施すというものだ。

 この機能により、デジタルズームが実用になるようだ。コンデジには大概光学ズーム+デジタルズームが実装されているのだが、デジタル処理したズーム画像は解像感の点であまり実用的と言えなかった。このあたりがある程度解消されるのは歓迎したいところだ。

 また、動画機能についてはAVCHD Lite(1280×720:30fps)とMotion JPEG(1280×720:30fps)、音声はモノラルで、従来のFT-1と変更は無い。

 春にコンデジを買い換えようと思っているので、結構まじめに研究しています。 

by se-ji0038 | 2010-01-27 23:26 | カメラ

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