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Rosso e Blu d' inverno a Yakushima

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 大沢成二写真展

 Rosso e Blu d' inverno a Yakushima
 Fotografie Se-ji Ohsawa


 会期:12月4日~12月20日
 (9・10・16・17はカフェ定休日の為お休み)
 時間:12:00~18:00
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 島の南部にある nomado cafe ~ノマドカフェ~ のギャラリーで開催している写真展の会期が、残すところあと一日となりました。20日は最終日です。お時間のある方はぜひ会場に足を運んでみてください。

 また~ノマドカフェ~の営業も本年度は最終日です。ベーグルの食べ忘れがある方は急いでnomado cafeまで。僕も夕方から写真の撤去があるので、会場へ足を運んで今年最後のベーグルを味わってみる積もりです。

 また nomado cafe のギャラリーでは来期以降の展示を積極的に展開してゆく予定のようです。島内で手ごろな作品展示をイメージしている方は、一度オーナーに相談してみることをオススメします。今回僕は6枚の写真を展示したのですが、それなりにエネルギーは必要なものの、比較的手軽に取り組める展示サイズだと感じました。スペースとしては余計なものが無いので作品が映えるし、シーズン中は人の流れのある場所なので沢山の人に見て貰えると思いました。

 また、今回の写真展のタイトルである「Rosso e Blu d' inverno a Yakushima」を直訳すると「屋久島、冬の赤と青」ということになります。展示した写真は以下の6枚。

・紅い縄文杉
・蒼いい縄文杉
・紅いローソク岩
・蒼いローソク岩
・厳冬期の宮之浦岳
・紅い月の沈む屋久島灯台

 いずれの写真も「赤と青」というテーマで選びました。少しだけ解説すると赤の写真は朝日や夕日で赤く染まった被写体がメインです。では「青は?」というと、一般にはブルーモーメントと呼ばれている時間帯に撮影した写真が含まれています。「蒼い縄文杉」や「屋久島灯台」のブルーはこのブルーモーメントの時間帯のものなのです。

 僕がこの「ブルーモーメント」の現象を初めて知ったのは写真を撮り始めた中学生の頃でした。当時の写友でKという男がいて、彼がリバーサルで撮影した夕方の写真がみなキレイな蒼い風景だったのです。その時の経験がキッカケで「ブルーモーメント」のことを知りました。デジタルカメラで「ブルーモーメント」を撮影するにはカメラの「WB(ホワイトバランス)」を「太陽光(あるいは自然光)」に設定する必要があります。今度試してみてください。

 またこの「ブルーモーメント」をテーマにした写真集も発売されています。吉村和敏氏のBLUE MOMENTです。吉村氏は僕と同郷で長野県松本市出身なのですが、現在第一線で最も活躍している写真家の一人だと思います。作品も素晴らしいです。



by se-ji0038 | 2009-12-19 23:53 | 写真

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