なんか変だな

b0178335_651859.jpg 連日荒天が続いていた屋久島、午後からようやく晴れ間が覗いたので、慌てて機材を担いで目的地を目指す。月初からロケハンを繰り返していたポイントが何箇所かあったのだが、天気が悪く撮影できなかったのだ。

 狙っていたのはヤクスギに着生した落葉広葉樹の紅葉。屋久島の森は基本的に常緑の照葉樹か針葉樹で構成されているので、落葉広葉樹が森を埋める錦糸の紅葉というものは望めない。だから次善の策としてではあるが、木の上に着生したささやかな森が紅葉している姿を撮ろうと思って準備していた。

 個人的に紅葉には青空を組み合わせたい。真紅に色づいた葉っぱと抜けるような青空というコントラストに心惹かれる。だから青空を待っていたのだ。
 
 しかし目的地に着いてみると紅葉は既に終わっていた。葉の落ち具合から見てピークは3日ほど前だったろうと思われた。ちょうどその頃は酷い天気が続いていた。雨にあわせて強い風も吹いた。きっとその風で紅葉した葉は次々に落とされてしまったのだろう。

 天気に恵まれず撮れない年というのは確実にある。僕は屋久島に腰を落ち着けて撮影を始めて3年目だが、そうして振り返ると最初の2007年はとてもコンディションの良い年で、収穫の多い年だった。2008年もまずます。しかし、今年の2009年は天気が不安定かつ、読めない。暑い時期に暑くならず、イキナリ寒波が来てみたり、そうかと思えば暑さがぶり返す。思えば2月にまったく雪が降らずにポカポカと春のように暖かかったあたりからおかしかった。花もだらだらと咲いて、ピークというものが無かったように思う。

 そう考えてみると、2007、2008年と集中して撮影できたのはラッキーだったのかもしれない。僅か3年のデータだが、屋久島でも年を追うごとに写真が撮りにくくなっているような気がする。
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by se-ji0038 | 2009-11-14 23:50 | 写真

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