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ヤクシカシンポジュウム

ヤクシカシンポジュウム_b0178335_15372213.jpg 昨夜、宮之浦の環境文化村センターで「ヤクシカ全島アンケートに学ぶ屋久島の共生と未来」という公開シンポジュームがありました。シカが島の中で増えたため、農作物や希少植物が深刻な被害を受けているというのです。事実の検証のため、研究者や島民が協力して様々な方法でデータを集め、それを分析して、今後の管理計画の素案などがまとめられ、発表されました。また後半は調査を行った研究者達と島民との意見交換の場も設けられました。

 正直なところ、今年島に移住してきた僕には、過去との比較というのができないので、果たしてシカが増えているのかどうか?全く分からないのですが、意見交換でマイクを持った地元の方は皆、シカが増えて被害が出ている、という方向で意見が一致していました。そしていよいよ、国有林内で雌シカの狩猟が解禁されるそうです。今年は大きな転換の年だったようです。

 昨年僕はこの時期やはり島に撮影に入っており、このシンポジュウムを旅行者の立場から聞いていました。今年は島民の立場で聞きに来たのですが、やはり、住んでみて、いままでは見えなかったことが少しづつ見えたきたため、シカに関する考えも、昨年とは大分変わりました。

参考書籍:世界遺産をシカが喰う シカと森の生態学

by se-ji0038 | 2007-11-16 15:34 | 日々

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