2009年 05月 27日
拝啓Nikon様

NikonD700のリモートスイッチは10ピンターミナルに繋ぐようになっている。しかし、このコネクタ形状は抜き差しが容易とはいえず、特に夜間など暗闇での抜き差しは絶望に近い。

そこで僕は、GPSユニットGP-1を介して、MC-DC2を常にストラップサイドにぶら下げておくようにして、10ピンターミナルにケーブルを固定したまま使用するようにしていた。しかし、このような使い方をして半年、ターミナルの接続部分が断線した。
僕は山岳域での移動中は常にカメラをザックの中に仕舞っている。ポイントを見つけてはカメラをザックから取り出すということを繰り返すので、カメラの突起部にはどうしても負荷が掛かってしまう。しかしご覧のようにNikonの10ピンターミナルはボディーから飛び出る方向に接続されるよう設計されている。せめて、ターミナルが真下を向いて接続される設計ならば、負荷も軽減されると思うのだが、どうしてこのような接続になったのか?理解に苦しむところだ。
しかし、断線しかかったままのケーブルを繋いで撮影を続行するのはストレスになるので部品を発注したのだが、D700とGP-1を繋ぐ、GP-1-CA10の値段を調べて驚いた。なんと5,000円近くもするのだ!MC-30よりも高いのです。なんだか釈然としないながら、仕方なく注文した。
しかし、Nikonさん、この10ピンターミナルはいただけませんね。何か考えて貰えないでしょうか?ということをネットに書いてもどうしょうもないと言う意見が聞こえてきそうですが、一応、Nikonのカスターマーサービスに電話をしたことがあります。しかし、やはりどうにもならないという回答でした。
ところで、他のNikon使いの方はこの問題をどう考えているのか?と思って、ある写真家の方に質問をぶつけてみたことがある。するとその方は、「リモートスイッチは使わない(キッパリ)」と仰っていた。やはり10ピンターミナルはいただけないので、以来ミラーアップして、シャッターレリーズを静かに指で押しているそうだ。「それで全然問題ないよ」とのことだったが、どうも僕は未だその域まで達するこが出来ずにいる。
しばらく、このリモートスイッチの問題には悩まされることになりそう。
by se-ji0038 | 2009-05-27 18:14 | カメラ