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HMV渋谷が閉店

b0178335_59352.jpg なんと、あのHMV渋谷が閉店したそうだ!

 国内最大級の販売フロアを持ち、オザケンなど渋谷系と呼ばれるアーティストを育ててきた文化発信基地でもあったHMV渋谷が。

 音楽業界はAppleのiPodに代表される携帯型デジタル音楽プレイヤーが普及するにつれ、販売の主戦場をインターネット配信に移して行った。結果、店舗販売を含むCDソフトの売上は最盛期の40%台まで落ち込んでしまったという。時代の流れとはいえ、一つの文化が終息した感がある。

 僕がその端緒に身をおく出版業界も他人事ではない。いま全国でどんどん本屋の数が減っており、その中でも売れない芸術・美術の棚を縮小する本屋が増えているらしい。この時代に例えば自然系の写真集を作ったとしても、それは配本される本屋の数が限られるため、ビジネスとして成立させるのが難しいのだと聞いた。それでもそれ系の本は細々と出版されている。なぜか?詳しくは書けないが、日本独特の流通形態にその理由があるらしい。

 そんなところへ今度はiPadというタブレット型コンピュータの上陸である。出版業界が音楽業界の二の舞を危惧する気持ちが分からなくもない。レコードがCDにとって代わられ、そしてデジタル配信へと変化してゆく中で、レコードもCDも無くなりはしなかった。紙の本も無くなりはしないと思うが、その役割が特殊なものへと変化してゆくことが、容易に想像できる。そんな変化の中で、写真を撮るという根源的なことを最近良く考えている。「写真はいまの時代、どこにどんな形で必要とされているのだろうか?」ということを。答えはなかなか見えてこない。
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by se-ji0038 | 2010-08-22 23:59 | 新聞から

平野晋子写真展 Light Source ~光~

b0178335_452382.jpg 友人のフォトグラファー平野晋子さんが東京で写真展を開催している。

平野晋子写真展 Light Source ~光~
2010年8月7日(土)~8/29(日)
土日限定オープン
新宿ゴールデン街 北欧Bar 風の森
時間:土曜日16:00~24:00 日曜日16:00~22:30

 これは彼女のフリーランスフォトグラファー20周年を記念して開催されているもので、毎月カフェやバーを巡回する写真展です。9月にはこの巡回写真展が屋久島にも上陸します。

 ところでこの写真展は、「お部屋に花を飾るように、写真を飾ってみませんか?」という額装写真の普及活動を兼ねているそうですが、このキャッチコピーいいですね。僕自身も自宅の部屋に写真を飾っていますが、部屋の壁にお気に入りの写真が飾られているというのはいいものです。

 海外にはオリジナルプリントのマーケットがキチンと確立していると聞きますが、国内ではあまり普及していないようです。こういう写真展がキッカケになって、オリジナルプリントの価値に気づいてくれる人が一人でも現れてくれるといいなと思います。
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by se-ji0038 | 2010-08-21 04:08 | 写真

狂い咲き?

b0178335_3463744.jpg 黒味分かれの近辺で見かけたヤクシマシャクナゲのある株。

 どう見ても最近花をつけたような跡がある。花が落ちてこれから新葉を出そうとしている。八月も後半だというのに?
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by se-ji0038 | 2010-08-20 23:59 | 日々

NIkonから新レンズ発表

b0178335_3572524.jpg Nikonから4本の新レンズが発表になった

AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR
AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G
AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

 55-300mmは同時に発表されたD3100で使うDX用レンズだが、それ以外の3本はFX用レンズ。この中で僕の興味を惹いたのはF4通しになってリニューアルされた24-120mm。いま標準域は24-70mmを使用しているが、大きく重いことと、テレ側がもうちょっとあったら思うことが良くあるからだ。
 
 発表されたボディーがD3100だけだったのはちょっと残念だが、Nikon機にもようやくフルHDが搭載されたので、今後発表される上位機にも順次その機能が載ってくるだろうと思う。まずはD3100を出して、年末に向けてD90とD3Xの後継機、来初夏にD700後継機というシナリオだろうか?D3X後継機は動画の強化で差別化、D700後継機はD3Xと共通センサーの使用で画素数アップと動画対応とにらんだが果たしてどうだろうか?
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by se-ji0038 | 2010-08-19 23:56 | カメラ

そう思われているんだ!

b0178335_5101254.jpg ある土産物店にポストカードの補充に立ち寄ったとき、二十歳くらいの女性が海を泳ぐ子ガメのカードを手にとって眺めていた。

 カードの補充をしながら彼女と言葉を交わすうち、彼女が発したある質問が僕を驚かせた。彼女はこう言った。「この子ガメは、ここの海に浮かべて撮ったのですか?」と。書き文字にしてしまうとうまく伝わらないが、そこには「人為的に」というニュアンスが含まれていた。

 彼女に悪気はまったく無い。思ったことをそのまま言葉にして質問しただけだ。彼女はウミガメに関する背景をまるで知らないし、その写真は出来すぎだったので、そのように思うのは仕方のないことだと思った。

 僕はウミガメが鹿児島県の条例で保護されていて、許可無く触れてはいけないこと。そういった条件のなかで、何日も何日も何日も浜に通ってこの一瞬に出合って撮影に成功したことなどを手短に説明した。

 彼女は僕の説明に半分納得しつつもこう続けた。「でも、誰も見ていなかったら分からないですよね」と。僕は少し答えに窮しながらも、次のように答えた。「確かに誰も見ていなかったら分からないかもしれないけど、でもね、お天道様はちゃんと見ていると思うんだ。そのときズルして何か撮ったとしても、もう次からチャンスをもらえなくなる。それと、誰も見ていないというけれど、自分自身は見ている。そんな風にしてズルして撮った写真を後で眺める度に心が痛むと思うんだ。僕はそういうのに耐えられないから、そういうことはしないようにしてるんですよ」と。

 彼女は今度こそ納得してくれたようで、ニッコリ微笑んでもう一度子ガメのカードをまじまじと見つめていた。

 しかし、と思う。「これは氷山の一角ではないのか?」と。「多くの人が彼女と同じようなことを思っているのではないだろうか?」と。

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 ウミガメに関しては、夜間に禁止されているストロボをぶつけて撮った写真を堂々とネットで発表している人もいる(素人目はごまかせても、見る人が見ればそんなのは一発で分かってしまう)。僕にはそういうことはできないので、一瞬のチャンスを狙い、膨大な時間を掛け撮影に望んでいる。しかし、それは事情の分からない人には伝わらない。それどころか、とんでもない誤解を与えている可能性があることを知った。

 今後、どのように"それ"を伝えてゆくのか?どう"伝える努力"ができるのか?課題が残った。
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by se-ji0038 | 2010-08-18 06:11 | 写真

Copyright

b0178335_662492.jpg メインサイトの写真についてだが、今年の春から画像の上に「(C)se-ji Ohsawa」の文字を掛けるようにした。ハッキリ言うとやりたくない。サイトの目的として写真を気持ちよく見て貰いたいと思うので、この文字は邪魔だ。ではなぜこういうことをするようになったのか?それを少しだけ説明しておく。

 今年の春、ある場所で小さな印刷物を見かけた。一度は通り過ぎたのだが、直ぐに踵を返してその印刷物をまじまじと見つめた。小さな扱いではあったが、僕の写真が幾つか使われていた。

 カクテルパーティー効果という言葉があるが、これは映像にも当てはまる。特に写真家は、自分の撮った写真には直ぐに反応できる。人間のそういう時の処理能力というのは物凄いものなのだ。

 しかし僕にはそれらの写真を外部に提供した記憶が無かった。考えられることはメインサイトから無断でコピーして使ったということだ。メインサイトの画像には右クリックのプロテクトを掛けているので、相手は確信犯的にスクリーンショットなどの方法で画像をコピーしたと思われる。僕は直ぐにその印刷物の製作元に抗議の電話を掛けた。相手は謝罪してその印刷物は直ぐに回収された。僕はその件についてそれ以上問わなかったが、実はこのように画像が無断で使用され、印刷物を作られたのは、(確認できただけで)それが二回目だったので、やむなくではあるが、それ以後は画像の上に文字を掛ける対策をとることにした。

 ネット上に画像や文字を晒した瞬間からそれはコピーの恐れを生じる。しかしそれはコピーを許している訳ではない。悪質なものに対しては、手間は掛かるが対処していかなければならない。

 昨日のエントリー記事のまるパクリについでだが、リンク先の主は以前にも「ペタバイト」のエントリーについてもまるパクリで記事を書いていた。つまりパクリを確認したのはこれで2度目なのだ。流石に看過できないと思ったので、昨日のような記事をエントリーした。

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 一方僕自身もこうしてネットで情報発信しているなかで、誰かを不快にさせていることがあるのかもしれない。ネットビギナーだったころ、ある人に言われたことがある。「ネットは顔が見えないが、そのパソコンの先に必ず誰かがいる。その誰かを画面の上に思い浮かべながら私はメールを書いている」と。

 時々忘れそうになるのだが、もう一度原点に立ち戻ってネットに向き合ってみようと思う。
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by se-ji0038 | 2010-08-17 06:52 | 日々

文章ネタもリサイクル

 こういうエントリーは気をつけて書かないとならないのだが(と前置きしておく)。

 やじうまWatchでみつけた「人のツイートを丸パクり」行為に対して議論沸騰 ほか 」という記事だが考えさせられる。Twitter上でのことだが、要するに他人のツイートをコピペでまるまる、あるいは少しだけ改変してツイートする行為が散見されるというのだ。

 分かりやすい例がこちらにある。
 ↓
 すごいなー、文章ネタもリサイクルする時代?(Twitpic)

 僕自身もTwitterのツイートやブログのエントリーはあちこちネットで拾ってくることがある。ただ心がけていることは、ネタは引用しても結論は自分で導きだすようにしているということだ。つまりそれは一度自分で咀嚼してから「自分の言葉で言い換える」ということだ。

 僕のブログのエントリーもまるまる参照されて、結論をそのままパクられたという例がある。ハッキリ言って気分が悪い。そういう行為をしている人が写真を撮っている人だったりすると、尚のことその人の見識を疑わざるを得ない。
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by se-ji0038 | 2010-08-16 06:52 | 日々

トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか

b0178335_6303770.jpg 注文していたトムラウシ山遭難はなぜ起きたのかが手許に届いたので読み始めた。行動中の記録に関しては、トムラウシ山遭難事故調査報告書からの引用が多いのだが、生還者にインタビューした新事実も数多く掲載されている。また著者の考察も随所に盛り込まれている。

 この本を読んで最初に思ったことは、新聞などで報道されていることが、いかに事実と異なるのか!という部分での驚きである。新聞やTVは速報性が問われる。故に救助に係わった警察や消防関係者の主観による不用意な一言も重要なニュースソースとして扱われ、時にはそれが記事として報道されてしまう。そしてそれは一人歩きして世論を形成してゆくのだが、冷静に取材してみると、それが事実とかけ離れていることが多々あるのだ。

 本文の中で著者も指摘しているが、事故報道は時に犯人探しの様相を呈し、本来最も必要とされるべき、「何故事故が起こったのか?」の検証部分を覆い隠してしまうことがある。僕は自身が次の事故の当事者にならないためにも、発生した事故からその原因を知り、対策を学びたいと考えて、事故報道にはいつも注目しているのだが、本当の意味でその目的を果たすためには、より踏み込んだ本書のような取材が必要なのだと痛感した。

 この本には低体温症の項目もあり、登山者には必読の一冊と思われる。
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by se-ji0038 | 2010-08-08 23:59 |

ご神山まつり

b0178335_603557.jpg 屋久島ご神山まつり。今回初めて神事の部分を1日張り付いて取材させて貰った。


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 最初は神之川へご神水を取りにゆき、それをお祭りの会場で奉納する。ご神水はやぐらの上から撒かれ、その水を受けると無病息災のご利益があるという。


b0178335_665377.jpg その後、やぐらに設えた火起こしの柱に巻かれたロープを山側と海側に分かれて引き合い、ご神火を起こす(なかなか起きないのだが、だからこそ火が起きたときはちょっと感動した)。


b0178335_6152251.jpg その火をたいまつにかざし、海岸で待つ弓矢隊に引き継ぐ。


b0178335_615850.jpg 弓矢隊は火矢を射って海岸の的を狙う。


b0178335_6144776.jpg 火矢が命中し、海岸の的が燃え盛る。それぞれの意味について詳しく取材出来ていないので詳細を書けないが、ビジュアルとしてとても見ごたえのある神事だった。

 いままで花火ばかり注目して初日の神事を見に行ったことが無かったのだが、会場で行われる火起こしは勇壮。ぜひ来年は見に行って、そして火起こしに参加してはいかがだろうか?
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by se-ji0038 | 2010-08-07 23:59 | 日々

記事執筆

 屋久島ヒトメクリ.3号のインタビュー記事を仕上げる。撮影した写真は4日に帰ってから直ぐにプリントした後データ化して編集部へメール送信した。問題は1000字の記事。

 今回で3回目だが、僕は少し無謀なことを始めてしまったような気がしている。「わたしの大好きな屋久島の風景」という連載は、毎号ゲストを迎え、そのゲストの大好きな屋久島の風景の中で本人のポートレートを撮り、インタビューして記事にまとめるという連載だ。当然記事の中には人物と風景という二つの要素が盛り込まれる。それを1000字(原稿用紙2枚半)にまとめるのだから容易ではない。
 
 だらだらと長い文章ならいくらでも書くことはできるのだが、1000字という限られた字数の中にこの二つの要素を盛り込みまとめることは、実際に体験してみて、それがいかに無謀な取り組みであったか実感した。しかし始めてしまったものを途中で放り出すわけにもいかない。しかも今回は締め切りを大幅に超過しているのだ。1稿は4日の晩に一応書き上げたのだが、推敲を重ね、ようやくほんじつ形になって原稿を送信した。アタマが知恵熱で破裂しそうなくらい悩んだが、何とか形になった。おそらくこれからも毎回苦しむ。
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by se-ji0038 | 2010-08-06 23:59 | 日々