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2月の宮之浦岳

b0178335_14243366.jpg 必要なカットが手持ちに無く、撮影するために黒味岳まで行ってきた。早起きしてデータの整理を済ませてから出掛けたので、淀川登山口スタートが9:00をまわってしまい、途中撮影しながらだが、せっせと歩いて12時前に黒味に着いた。

 雪は、小花之江河、花之江河前後のアップダウンや、黒味の登りに若干残るが、基本的に登山道には無い。ピークから宮之浦岳を望んでも、所々に模様のように残っているだけで、ほとんど溶けてしまっている。1月の大雪はいったい何だったのだろう?

 淀川登山口への行き帰り、屋久杉自然館あたりの道路で、アオモジが咲いているのを見かけた。例年だと3月半ばの花だろうか?今年は既にウグイスの初鳴きも聞いた。季節が一月くらい前倒しで押し寄せて来ている。
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by se-ji0038 | 2009-02-12 14:23 | 日々

黒ヂョカ

b0178335_14214631.jpg 鹿児島の地方紙、南日本新聞に「黒ヂョカ」なるコーナーがある。地元の珍事を扱った、小噺的コラムなのだが、2月2日付に登場してしまいました^^

山ごもり騒動

 実は白谷雲水峡に車を置いて、1月10日から山行していたのですが、11日に県道白谷線で土砂崩落があり、僕の車はそのまま白谷の駐車場に閉じ込められてしまったのです。下山後、お世話になっている宿の奥さんに、その話をしてきたのですが、その直後、新聞記者をやっているご主人から「詳細聞かせて」とTEL。 顔写真まで撮るし、どうも「黒ヂョカ」のネタ拾いでは?と思って聞くと「そうだ」という。でも、オチが無いから「ボツ」だろうと思っていたら、意外なところへ落として貰った。

  この記事を見た友人からは「心が温かくなるお話ですね」という感想が届きました。実際、島人の温かさに触れ、僕は、ますます屋久島が好きになっていますよ。

 しかし、改めて僕の顔の特徴はニヤケた細い目だということを確認しました。
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by se-ji0038 | 2009-02-02 14:20 | 日々

マンスリー写真展

b0178335_1658074.jpg 素泊まり民宿晴耕雨読さんと屋久島野外活動総合センターさんに展示している月替わり写真を更新しました。

 この他、島内にある屋久島世界自然遺産センターの月替わり写真展にも毎月A4サイズのプリントを2枚づつ提出しています。こちらは「白い永田岳ピーク」と「ヤクシマヒメネズミ」というタイトルで出しています。



 お近くの方は何かのついでに写真を見に寄ってください。

 ところで、なぜ僕が「プリントした写真を展示するということにエネルギーを注いでいるか?」という部分について少し触れておきます。

 理由は簡単で、「写真というのはプリントした状態で完成」だと考えているからです。また、「プリントまでが写真家(特にデジタルデータを扱う写真家)の役割」だと考えているからです。

 写真の鑑賞にはプリント以外に幾つかの方法があります。現在もっとも手軽でもっとも広範に利用されているのはWebなどを経由して、パソコンのモニターを使用するという方法だと思います。その他、ポジフィルムであればライトボックスを使用する。プロジェクターを使用して投影する。(プロジェクターはデジタルデータでも使用されます)。そして商業印刷のオフセット。他にもあるのかもしれませんが、大まかなところはこんなものかと思います。

 この中で、写真を「色」という観点から評価したときに一番信頼できないのはパソコンのモニターを使用する方法です。正確にキャリブレーション調整がとれたモニターを使用する限りにおいて、このリスクは限りなく減少しますが、それでも世の中に存在するほとんどのモニターはキャリブレーションなどとられていない、というのが現状で僕の認識です。つまり、僕が意図している写真を色という基準で評価したときには、正確に鑑賞者に届いていない可能性が大きいのです。

 ではポジフィルムをライトボックスで見る方法についてはどうでしょうか?蛍光管の経年劣化による色温度の変化という危険は孕みますが、基本的にこの方法は長年、写真の現場で色評価の絶対的な基準として用いられてきた方法です。また、その為のライトボックスです。信頼に値する方法です(パソコンのモニターにも画像鑑賞用に特化し、キャリブレーション対応したモデルが多数あり、これはデジタルデータ用のライトボックスだと考えています)。

 次にですが、プロジェクターについては割愛して商業印刷のオフセットについて考えてみます。オフセットにおける最大の問題は、「写真家が自ら色をコントロールできない」という部分だと考えます。それと版によって色が変化してしまうという問題もあります。過去に写真掲載のあった商業誌を参考資料として購入したことがありますが、後に送られてきた献本との色の違いに愕然としたことがあります。雑誌、写真集など出版の形態によっても違いますが、商業印刷における色のコントロールというものは、甚だ心もとないものだ、というのが僕の実感です。

 しかしその一方で、僕は職業写真家を標榜しています。それの意味するところは、個人で撮影した写真を楽しむことが目的ではなく、より多くの鑑賞者の目にそれを触れさせる機会を設けることが目的だということです。そうして伝播してゆく写真に内包されているプラスのエネルギーを、善の循環として鑑賞者からその周辺へ、大きく出れば、世の中へと還元してゆくことが最終的な目標でもあるのです。その目標を考えた場合、やはり最期には商業印刷ということを意識せざる得ません。しかし、写真家として拘りたい「色」の問題とのギャップ。この溝を埋める一つの解決策が、プリント技術の向上なのです。

 写真の世界が急速にデジタル化されてゆく過程で顕在化してきた「色」の問題。この問題を解決すべく様々な方策がとられ、試されてきました。状況は黎明期に比べ随分好転していますが、それでも依然として不完全だというのが僕の実感です。ポジの頃はポジという絶対的なオリジナルが存在したのですが、デジタルデータには色を測る絶対的なオリジナルというものがありません。いや、オリジナルは写真家が見ているその目の前にはあるのですが、それをデジタルデータのまま他へ受け渡すことが困難なのです。そこで、プリントが重要になってくるのです。写真家が色をコントロールして出力したプリント。それこそ、ポジに代わり得る色の絶対基準なのです。

 経験的にですが、過去に僕が付き合ったオフセット印刷のオペレータの方は皆職人気質で、色に対する拘りを持っていました。こちらが、デジタルデータにキチンとしたプルーフ校正をプリントでつけさえすれば、色に関してはほぼ正確にそのとおり印刷を仕上げてくれました。その精度は、透過原稿のポジをオリジナルとするより高いというのが僕の結論です。この経験から、僕は写真家が色に拘るのならば、写真家自らが自分の意図する正確な色のプリントを出力できなければダメだ。と考えるようになったのです。

 しかしながら、意図する正確な色のプリントを出力するということが、これまた困難を伴う作業であります。そのあたりのことはまた別の機会にゆずりますが、その精度を上げるため、また精度を維持するためにも、定期的にプリント出力を行ってゆくことは重要です。また、島内にプリントを展示して、どれほどの人の目に触れさせることができるのか?あるいは展示場所の環境光などの問題、もあるのですが、とにかくマイナス面ばかり論っていても良いことは一つもないのです。こうして実践してゆく過程で、それらの問題に対する解決の糸口は、きっと見つかると信じています。

 また、もっと純粋に、プリントされた写真が好きですし、それを沢山の人に見て貰いたいという思いがあって行っていることでもあります。簡単に、といいながら、結局長く書いてしまいました。
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by se-ji0038 | 2009-02-01 09:00 | 写真