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「きずな」打ち上げ

b0178335_11573489.jpg 超高速インターネット衛星「きずな(WINDS)」の打ち上げが23日夕に種子島宇宙センターで行われた。この人工衛星は最大1.2Gbpsの超高速でのデータ通信を行うことができる。地上整備コストが高く情報通信のインフラ整備が進まない山間部や離島においても「きずな」を中継することで、高速なインターネット通信が可能になるという。
 
 ちなみに鹿児島県の情報インフラ整備は立ち遅れていて、2007年9月現在、県内のブロードバンド世帯普及率は29.0%、利用可能な地域の割合を示すカバー率は84.9%と、全国で最も低い。背景には全国一の面積を持つ離島を抱え、更に数多い山間や半島地域の存在がある。そういう意味でもこの「きずな」に寄せる期待は大きい。

 23日の打ち上げはH-2Aロケット14号機で行われた。当初打ち上げは15日に予定されていたが、13日にガズジェット推進薬の充填中にタンク内の漏洩がみつかり、原因究明と部品交換のため延期されていた。当日種子・屋久島地方は晴れ間ものぞいていたが低気圧の影響で船舶が欠航するほどの風。16:20の打ち上げが風の為16:50に延期、警戒区域内に船舶が進入したため17:50に再延期。更に何等かの理由で5分遅れ、結局17:55に打ち上げが行われた。

 この様子を僕は県道安房公園線の標高500m付近から見学していた。白波の立つ海の向こうに種子島が霞んで見える。その上にいきなりオレンジ色の火柱が立ち、それは最初ゆっくり、そして徐々に速度を増しながら天を目指して上昇してゆき、最後は雲の中へ吸い込まれてしまった。初めてライブでロケットの打ち上げを見たが、そこには儚さと現実感の入り混じった不思議な感覚を伴った。

参考:
JAXA
南日本新聞(2/21)
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by se-ji0038 | 2008-02-23 11:56 | 日々