カテゴリ:写真( 88 )

写真は毎年撮っているヤマザクラ

b0178335_15151450.jpgこのごろ写真が下手になったな〜と自分で思う。歌舞伎役者は3日芸を休むと取り返すのに随分時間がかかると聞いたことがあるが、カメラマンもちゃんと写真を撮っていないと腕が鈍る。

屋久島移住後の最初の3年はとにかく撮影だけに没頭していた。あのときはゾーンに入って奇跡的なカットをいくつも物にできた。その集大成として最初の本ができた。

しかし、いまは撮影だけに没頭できる環境は無い。でもそれを理由にしても仕方がない。また同じように没頭できる環境があって、同じような撮影をしたとしても、それでは成長が無いから意味が無い。

映画「日本列島」の撮影に係わったとき、屋久島で「ロデオ」を撮っていた岩合光昭さんはREDを回しながら、ちゃんとスチルも撮っていたと聞いた。対する僕は5Dmark2を回すのが精一杯。

何かの雑誌で竹内敏信さんのインタビューだったと思うけど、プロは原稿書きなど忙しいスケジュールの合間を縫って撮影に出掛ける。ベストのタイミングで風景と向き合えないけど、それでもちゃんと撮って帰るからプロなのだ。みたいなことが書かれていた。

やっぱりこのあたりが一流と言われる方との差なのだと感じた。

その隙間の時間でちゃんと撮ってこそのプロと言われるように精進が必要だと思っています。

写真は毎年撮っているヤマザクラ。
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by se-ji0038 | 2014-04-01 15:15 | 写真

〆切

 突然であるが、ほぼ1年後にある〆切が設定された。自分としてはもうちょっとのんびり考えていたのだが、そうも言っていられない状況になってきた。ここで相手の期待に応えることができなれば、次は無いだろう。もうこれはやるしかない。2014年の僕は、めっちゃ忙しくなってきた。

 ちなみにこれは僕の写真家としてのキャリアに係わる部分での〆切です。核心部分なので、最優先で頑張りたいと思います。
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by se-ji0038 | 2014-02-25 04:24 | 写真

絵画の複写

b0178335_5315275.jpg 画家の高田裕子さんの絵画の複写を担当しています。作家本人とその家族の次に新作を見ることができる嬉しいお仕事です。

いつも繊細な緑色の発色に苦労していたのですが、新たに若干の機材投資をすることで、その問題をクリアすることができました。裕子さんご本人にも、色の面でご満足いただけたようで、一安心しました。

今回撮影した新作は、秋の展示でギャラリーに並ぶようです。
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by se-ji0038 | 2013-07-19 23:59 | 写真

B2ポスター

b0178335_1115145.jpg屋久島を空撮した全景写真、B2サイズのポスターを制作しました。

かつての写真展で使用したこの写真の大パネルを、屋久島環境文化村のロビーに飾ってあるのですが、それを見たお客様から「ポスターは無いのか?」という質問がかなりある!とのことで、ポスターを作ってほしいというオファーを受けて制作したものです。

コストダウンしようと思って自分でデータを作ろうかと思ったのですが、時間が無かったことと、最近パソコンをMacに替えたことに伴い、IllustreaterのバージョンもCS6にしたら、使い方が良く分からなくなってしまったことと、色が心配だったので、いつもお願いしているデザイナーのM川さんに依頼しました。結果は大正解で、いい色で仕上がってきました。自分でやったらこうはいかなかったと思います。

この写真を撮るのには、結構コストが掛かっているので、こんなことでもして、少しでも回収したいです。ということで、屋久島環境文化村で販売いたします。

扱い店舗も絶賛募集中です!
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by se-ji0038 | 2013-07-11 01:12 | 写真

宮之浦岳取材

b0178335_983555.jpg7〜8日と雑誌の取材があり、一泊で稜線に行ってきました。淀川イン、宮之浦岳・永田岳を踏んで、鹿之沢小屋泊、花山歩道アウトというコースです。

7日の登り始めは雨がパラパラ落ちてくる程度だったのですが、小花之江河にさしかかったくらいで、本当に酷い雨になり、花之江河のあたりでは、かつてここで、これほどの雨を見たことが無いというくらいのあり得ない雨に遭いました。もうカメラを出すのもどうか?という雨で、でも取材なので強引に何枚か写真を撮りましたけど、おかげで24-70の前玉の中が曇ってしまい、急遽ジップの中に乾燥剤と一緒に入れてなんとかしたというめんどくさいことになってしまいました。

降った雨は登山道に集まり、さながら沢登り状態です。僕はいつも長靴なので、どうということは無かったのですが、モデルをやってくれたKちゃんと、東京から来た編集のA木さんは足の置き場に本当に難儀していました。そんな酷い状態でした。

投石の登り口で知り合いのガイドツアーとすれ違い、「稜線どうだった?」と質問したら、「風速12m!」という答えが返ってきて、実際心折れそうになったし、「稜線越えるのは、まぢヤバいんじゃない?」と思ったのですが、安房岳の下あたりで昼食を採ったころから天気が急激に回復して、翁の鞍部に差し掛かったあたりで、雲が割れて、栗生岳と宮之浦岳が劇的に姿を現しました。もうそれは天空の城ラピュタでパズーとシータがラピュタにたどり着いたときみたいな感じです。僕のアタマの中では、あの音楽が際限なくリピートしていましたね。

宮之浦岳の南斜面では愛子岳、種子島がクッキリと。宮之浦岳のピークでは噴煙をあげる薩摩硫黄島や南にはトカラ列島まで見えたし、当然永田岳も姿を出しました。

そして永田岳のピークではド晴天になって西日を反射する鏡のような東シナ海の上に口永良部島がぽっかりと浮かんでいました。夕日に紅く染まるローソク岩とか、7月7日のミルキーウエイが天空を斜めに横切る鹿之沢小屋の写真とか、会心のカットが沢山撮れました。大変だったけど、実り多いロケになりました。

今回の取材は来年の5月号の分だったので、いま写真をお見せできないのですが、また掲載が近くなったらアナウンスします。

最後に、編集のA木さん、モデルをやってくれたKちゃん、本当にお疲れ様でした。本当に良い同行者に恵まれ、集中力を切らさず、良い取材ができました。

また、急に決まった日程で、バタバタの準備の中、モデルのKちゃんを紹介してくれたM紀さん、モデル探しを手伝ってくれたT郎さんM葉さんK頭さん、レンタル品を選んでくれたAちゃんに感謝します。みんなの助けがあって、いい写真が撮れました。

そして最後に本当に梅雨空けのその瞬間に稜線に取材に行けたこと、あり得ない雨と抜けるような青空という両面を見せてくれた屋久島に感謝です。僕は屋久島で写真を撮り続けてゆけることに、本当に感謝しています。

写真は永田岳のピークで咲いていた名花、シャクナンガンピです!
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by se-ji0038 | 2013-07-09 09:10 | 写真

上田義彦写真展 屋久島

b0178335_421491.jpg 小瀬田の The Arts Factory Gallery で開催中の Materia M.River M.Sea Yoshiko Ueda を見てきました。

 上田義彦さんのお名前は、一般の方にはあまり馴染みが無いのかもしれませんが、僕のように写真の世界に少しでも係わっている人間にとっては、ネ申のような存在のお方です。そんな上田さんの写真展が屋久島で開催されています。

 作品は流石というほかなく、とにかく圧巻でした。僕はどちらかと言えば、「何をいつ撮るか?」ということに主眼をおいて撮影することが多いのですが、上田さんの写真は「何をどう撮るか?そしてどう見せるか?」という写真だと感じました。とくに「どう見せるか?」の部分は色々な意味で勉強になりました。

 また中二階に展示された作品群には特に感銘を受けました。敢えて失笑を覚悟で半可通をぶるならその作品群は Ansel Adams氏の SURF SEQUENCE に着想を得て発展させたのではないだろうか?と僕には感じられました。そしてその作品群に見入ってしまいました。

 また The Arts Factory Gallery そのものがとても心地良い空間です。作品展は7月いっぱい開催されているとのことです。お近くの方は時間を見つけて足を運んでみることをおすすめします。
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by se-ji0038 | 2013-06-17 23:59 | 写真

2013屋久島フォトカレンダー

b0178335_555838.jpg 屋久島環境文化財団の 2013屋久島フォトカレンダーに写真を12枚採用いただきました。カレンダーは卓上サイズで、1部500円です。宮之浦の屋久島環境文化村センター、安房の研修センターで入手可能です。

 また、山と渓谷社より発売の Spiritual Island 屋久島COLOR 大沢成二作品集  も好評発売中です。こちらもよろしくお願いします。
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by se-ji0038 | 2012-11-28 06:01 | 写真

屋久杉自然館カレンダーコンテスト

b0178335_12141167.jpg 屋久杉自然館が開催している「第3回 あなたが選ぶ屋久島写真コンテスト2012」に僕も写真を1枚出していた。

 これはプロアマ、島内外問わず、誰でも写真を応募できるもので、それを来館者が投票して順位を決めるというシステムになっている。で、上位12枚の作品でカレンダーをつくるというものだ。

 春先、屋久島写真クラブの月例の中で話題になり、全員で出す話になった。だが、僕には躊躇いがあった。仮にも僕はプロを名乗っている。アマチュアの人と同じ土俵に乗って、万が一にも選外になったら、これはちょっとカッコ悪い。そんな僕の心中を見透かした古賀氏は「あえて新人と同じ土俵で自分を試すベテラン芸人の例」を出して僕の尻を叩いた。

 単純な僕は、それじゃいっちょうプロのチカラを!ってなわけで、写真を選んで提出した。でも本音を言えば内心ヒヤヒヤだった。だって先にも書いたけど、万一にも選外になったら、これはちょっと。。。なのである。しかも来館者の投票では、結果がどう転ぶか?まったく読めない。だから、入選の連絡を貰ったときは、嬉しいというより、ホッとしたというのが本音でした。よかった!

 僕の写真は宮之浦の城ケ平から種子島のロケット打ち上げを撮ったもの。あえてオーソドックスなところを外して里地の風景で尚且つ、単純に風景との出合いを撮ったものではなく、キチンとした事前の予測イメージと技術が無ければ撮れないという写真を選んだ。プロなりの意地みたいなもの。でも結果は全体で6番目の得票。まあまあ順当だったのではないでしょうか。とにもかくにも、選に残ってホッとしました。

 屋久島写真クラブからは神崎くんが昨年に引き続いて今年も選ばれています。それも準グランプリ。立派な結果です。

 
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by se-ji0038 | 2012-09-23 12:39 | 写真

実践

 アタマの中で想像していることと、実践の間には100万光年の開きがある。何事も実践して分かるということはある。

 本日の撮影もそうだった。アタマの中でプランしていたことを現場で試したが、結果はNG。深夜に誰も来ない森の中でカメラを構えて長いシャッターを切ってみたけど、写っていたものは、事前に想像していたものから遠くかけ離れた残念な結果だった(プロならシャッター切る前に気づけよ!とも思うのだが、それでも撮ってみないと分からないということはあるのです)。

 重い機材を背負って山道を何時間も歩き、深い森の奥底で暗闇の恐怖に身震いしながらカメラを構え、それでもシャッターを切るのは、そうして撮った写真で誰かを幸せにしたいという想いがあるから。でも結果は圧倒的に空振りの方が多い。
 
 でもこうして得られた経験値の積み上げの上に、成功カットが存在する。いままでもどれだけの失敗をして、経験値を積み上げ、成功カットをものにしてきたことか。そこまでの道のりは遠いが、諦めなければ必ず撮れるはず。

 いずれにしても今回の撮影では可能性の一つは消えたので、別の可能性を試すステップに進むことにする。
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by se-ji0038 | 2012-08-31 23:59 | 写真

共感した記事

シリアで取材中に亡くなった山本美香さんが学生たちに遺した「最期の講義」前編  「それでも私が戦争取材を続ける理由」

 この記事ですが、写真を撮る立場から色々考えさられました。

 命のやり取りがある現場と、自分の撮影の現場を平行に並べて考えるのは失礼かもしれませんが、共感できるところが沢山ありました。特に、ラストの学生4の質問に答えて、「私は取材したことを世の中に伝えていくことで自分の仕事を全うしています」と回答したところには強く共感します。
 
 僕自身は自然写真を撮ってそれを世の中に発表し、それを生活の糧としています。根っこのところには、見た人が幸せを感じる写真を撮って提供したい、その対価として報酬を得ているという思いがあります。しかし、そうして発表した写真を見た人から批判的な意見を貰うこともあります。

 しかし、僕は伝えてゆくことが仕事だと思っているので、伝えてゆくことで、自分の仕事をまっとうしたいと思っていました。山本さんが同じことを話されていて、強く共感したのです。

 また、"自分自身でリスクを負っていますから、ただ用意されたものに乗っかって、写真を撮って、帰ってきて、「ほら、大変でしょ」とやるつもりはまったくない。それなりのリスクをかけているので、それで帳消しにしてよ、という感じかな。"という部分にも強く共感しました。

 僕はこれまで色々なリスクを負って写真を撮ってきました。フリーの立場で、屋久島に住んで写真を撮って生活してゆくというのは、言葉で言うほど簡単なことでは無かったです。また1枚の写真を撮るために、膨大な時間を掛けてきました。イキナリ現地に行って、ハイ撮ってどうですか?という写真は少ない。とにかく愚直に現場に足を運び、時間を掛け、その一瞬に出合って切り取ってきたのです。

 ”扇情的な編集をしたり、全く違う場面の映像をはめ込んでいるのではありません。”という部分にも共感しました。僕が伝えていることも基本的にドキュメントです。演出された場面を撮っているのではありません。だからこそ、その一瞬に出合うために、膨大な時間を掛ける必要があったのです。そのことは自分自身が一番良く知っています。そうして写真を撮ってきたことが、僕の誇りでもあります。

 
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by se-ji0038 | 2012-08-26 23:59 | 写真