2009年 10月 03日 ( 1 )

我が意を得たり

b0178335_6215491.jpg 写真展の会場に簡単な自己紹介のリーフレットと共に感想用紙を置いてある。これまでに300程度の数が捌け、そこから2割強の回収があった。結構たくさんの人がシッカリとした感想を残して呉れている。その中に我が意を得たりというものが幾つかあった。それは写真のキャプションについてのもの。こんな感想が幾つかあった。


・私は写真の説明文の七本杉の写真が、かっこよかったなぁ。あともぐもぐのシカも笑えました。
・写真展のコメントが楽しく引き込まれました。
・コメントと小さな写真が大沢さんの気持ちをより理解し易くしてくれて良かったです。
・写真のコメントを見て、愛あふれる言葉に感動しました

 写真にキャプションをつけるかつけないか?意見の分かれるところである。キャプションなどをつけると肝心な写真に集中して貰えないし、内容は写真そのものに語らせれば良いので余計なものはつけない。という意見も聞く。しかし僕は可能な限り詳細なキャプションをつける。それに今回はメインの写真を補足する小さな写真もつけてある。それが見た人に対してキチンと伝わり機能している。好意的なフィードバックが複数返ってきている。まさに我が意を得たりだ。


 名取洋之助さんの「写真の読みかた (岩波新書 青版 505)」にもキャプションの重要性が書かれている。名取さんは著作の中で以下のように書いている。

 「ただ、写真は、なんといっても、具体的であるだけに、あまりにもいろいろに読めてしまいます。見る人の趣味や教育、教養のていど、政治的、社会的な興味の違いが、写真の読みかたをかえてしまいます。」そして、それに対する一つの対策として「説明文が写真の読み方を規定する」と書いている。ここは僕の考え方と一致する。自分の考えに担保を貰ったようで心強い。

 写真展しかり、写真集しかり、複数の写真を「見せる」には「見せ方」をキチンと考えてゆかねばならない。その見せ方について、僕はいままで体系的に考えていなかったのだが、感覚的に「キャプションの重要性」は感じていたのでそこには力を入れてきた。それはどうやら間違っていなかったようだ。

 一方、今回写真展を開催してみて新たな課題も見えた。それは写真の並べ(組み)方という課題だ。どの写真を選択し、どう組むか?これは難しい問題だ。またその為には「テーマ」選びが重要だということに気がついた。最近この「テーマ」ということについて、毎日考えている。
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by se-ji0038 | 2009-10-03 07:02 | 写真