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人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法_b0178335_646681.jpg 「人生がときめく片づけの魔法」を買いました。今年読んだ本の中で、一番衝撃的な本かもしれない。

 この本と著者は最近メディアへの露出が多いので、存在は知っていたのだが、本を買うまでには至らなかった。片付けに関するノウハウ本として、以前買った気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへの内容でそれなりに満足できていたことと、僕も妻も比較的きれい好きなので、家の中はまあまあ片付いているほうだと思っていたからだ。

 ではなぜあえてこの本を買ったのか?と言えば、このあいだ高田裕子さんがウチに来たとき、この本のことを熱く語っていったのだ。エネルギッシュな裕子さんがここまでハマルその魔力のなぞを知りたくて、その場で僕はAmazonに注文を入れてしまった。

 で、届いた本を、まだ拾い読み程度だが、あちこちつまみ食いしながら、目からウロコがポロポロ落ちるのを感じた。本の冒頭で著者もこのことに触れているが、従来の片付けに関するノウハウ本が技術的な方法論にフォーカスをあてているのに対して、この本は片づけをする本人、つまり「私」のメンタル面にフォーカスをあてている。結局のところ、「私」のメンタルな部分に決着をつけない限り、技術論でいっとき片付けができたとしても、またすぐリバウンドが起こる。本質的なところが解決していないのだから、それはあたりまえと言えばあたりまえ。その本質的なところを著者は「トキメク」というキーワドを使って説明している。

 読みながら、この「トキメク」というキーワドは、本田健さんが使っている「大好きなこと」にも通じると感じた。著者の近藤麻理恵さんは片付けることで、「その人の考え方や生き方、そして人生までが劇的に変ってしまう」と書いている。そして片付けの最終目標として、「トキメクものだけに囲まれて暮らす」ということを提案している。これは本田健さんのいう、大好きなことをして暮らすというものと、本質的なところで一緒だと僕は感じた。

 月初に書初めをして残り二ヶ月の目標を「整」という字で僕は持った。そのタイミングでこの本が来るのは何か運命的なものを感じる。月替わりしたら、僕も「祭り」をしてみようと思っている。

 ところで、本の冒頭には恐ろしいことが書かれていた。近藤麻理恵さんの片付けレッスンを受けた方の体験談として「自分にとって何が必要で、何が必要でないかがはっきりとわかるようになって、その結果、ダンナと別れ、スッキリしました」というのがあった。つまりダンナも片付けちゃったわけだ!

 この本は妻も一緒に読みながら、どうやらいちいち頷いているようだが、「ひょっとして、僕も片付けられちゃう?」と内心戦々恐々としている。女性が何かのスイッチを入れたときの思いっきりって凄いですからね。世の男性諸氏、パートナーの女性がこの本を手にとったときは要注意です! 

by se-ji0038 | 2011-11-17 07:16 |

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