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もう一度学びたい古事記と日本書紀

もう一度学びたい古事記と日本書紀_b0178335_20483175.jpg 空き時間にもう一度学びたい古事記と日本書紀を読み始めた。

 この本はもう一度学びたい日本の歴史と一緒に鹿児島で買ってきたものだが、先の本が終わったのでようやく手がついたものだ。いままで古事記と日本書紀にはまったく縁が無かったのだが、この本はそれをかなり判り易く解説してあり、興味を持って読み進むことが出来る。ちょうど今、天孫降臨、ニニギノミコト(瓊瓊杵尊)のあたりを読んでいるが面白い。

 ニニギノミコトの名前は、2003年に霧島連山の高千穂峰登山をした時に知った。坂本龍馬が慶応2年の寺田屋事件で負った刀傷の養生のため、お龍を伴って霧島温泉で湯治をし、その時に高千穂峰登山もして頂上の天の逆鉾をみて「天狗の面なり」と言ったとか。その逆鉾こそ天孫降臨のときのニニギノミコトの忘れ物だと何かの本で読んだのだ。しかしニニギノミコトが何者か?僕は良く分かっていなかった。それにそもそも天孫とは何か?

 結論から書くとニニギノミコトはアメノオシホミミの子でアマテラスの孫にあたる神だ。そのニニギは高天原から地上世界の統治役を任命され地上に降り立ったので、それを天孫降臨というのです。その降臨地の一つとして、高千穂峰があげられているのです。

 またニニギニついては興味深いエピソードがあって、ある日ニニギは笠沙の岬(現野間岬)へ出掛け、そこで美しいコノハナノサクヤビメと出会い一目ぼれして、姫の父であるオオヤマツミに結婚を申し込みに行きます。喜んだオオヤマツミは姉のイハナガヒメも一緒に嫁がせました。しかしイハナガヒメはとても醜かったので、ニニギは一目見るなり親元へ送り返してしまいます。そしてコノハナノサクヤビメとだけ結ばれました。しかし、妹のコノハナノサクヤビメは花の神で、姉のイハナガヒメは石の神で、オホヤマツミはふたりの娘を嫁がせることで、御子の命が石のように永遠に続き、花のように栄えるという祈りを込めていたのです。しかし、姉を送り返し、永遠の命を捨ててしまったことから、それ以後神の御子には寿命が与えられたというのです。

 なんとも!しかし、ニニギもやはり容姿に拘ったのですね。俗っぽい話だと思うのですが、このほかのエピソードについても、古事記は俗っぽい話が随所に出てきて結構面白いです。

by se-ji0038 | 2009-11-18 21:25 |

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