もう一度学びたい日本の歴史

b0178335_18281396.jpg もう一度学びたい日本の歴史を読む。

 夏に鹿児島へ行った時に本屋で見かけて買ってきたもの。枕元に置いて寝掛けに時々ページを繰っていた。見開き2ページで一つのセンテンスとなっていて、図表などを多用してあり、楽しく歴史を学べる。日本人の起源から始まって、平成の細川内閣のあたりまで書かれている。

 僕は比較的日本史は好きな方であったのだが、鎌倉、室町あたりについて、自分の中でぼやけていた。しかしこの本を一通り読んでなんとなく日本の歴史が近代までつながった。

 しかし、改めて日本の歴史を振り返ると、いつの時代も為政者達は「改革」を繰り返していることが良く分かる。特に江戸時代は徳川の安定政権が続くと政治の腐敗や財政の傾きが深刻になり、8代将軍吉宗の享保の改革からたて続けに次々と改革が断行されていった

 吉宗の後には田沼意次が現れ、当時の実態を踏まえて米を基盤とする経済から貨幣経済への転換を図るが急激な転換は混乱を招いて田沼意次は失脚する。その後松平定信が祖父吉宗の治世を理想とし、農業を基本とした社会の復興を目指して寛政の改革を行なう。しかしこれまた急激な締め付けに民衆が反発して、定信の改革は6年ほどで頓挫してしまう。最後は水野忠邦の天保の改革になるが、これも二年ほどで失敗している。この間、締め付けてはその反作用で緩め、また締め付けということが繰り返されているが、結局どの改革も失敗に終わり、時代状況とも相まって徳川幕府は瓦解へと向かって行ったのだ。

 現世に目を転じれば、自由民主党から民主党への政権交代が成され、前政権時代の施策が幾つか否定され、反作用とも言える揺り返しが起きている。歴史は繰り返すというが、現在の改革が、歴史上の失敗をなぞるものでないことを切に祈っている。
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by se-ji0038 | 2009-10-25 20:37 |

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